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First Synthesizer Roland『SYSTEM 100M』

初めてのSynthesizerRolandSYSTEM 100M』で、高校進学祝に両親から贈られたもの。
SYSTEM 100MはAnalog Modular Synthesizerで、1979年に発売された。
最大の長所はPatching Systemで、音作りに制限が無いことだった。
SYSTEM 100Mを選んだ理由は、MoogSYSTEM 55』、RolandSYSTEM 700』に憧れていたからで、しかし、SYSTEM 55が600万円、SYSTEM 700が240万円と全く手が届く価格ではなかった。

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Analog Modular Synthesizer
メーカー 型番 発売年 価格
Moog SYSTEM 55 1973年
6,000,000円
Roland SYSTEM 700 1976年
2,400,000円
Roland SYSTEM 100M 1979年
228,000円

SYSTEM 100Mは、好きなModuleを選んでSYSTEM Rackに組み込むという機種。
基本セットは5種類あり、一番人気はバランスが取れたD-SETだった。

購入したD-SETの組み合わせ
型番 モジュール 価格
112 2 VCO
36,500円
121 2 VCF
31,500円
130 2 VCA
27,500円
140 2 ENV + LFO
28,500円
150 RING + NG + S&H + LFO
28,500円
181 49-Key Keyboard
39,500円
191J 5 Module SYSTEM Rack
30,400円

笑い話だが、SynthesizerにはMonophonicPolyphonicの2種類があることを知らなかった。
楽器屋が運んで来て設定したのだが、音を出したら単音しか出ない。
実機が楽器屋に無く、触ることができなかったので気が付かなかった。
Monophonicでは弾きたい曲が弾けないと言うと、楽器屋は機種変更しても構わないという。

紹介されたPolyphonic Synthesizerは、次の3機種で全て手が届かない。

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紹介された機種
メーカー 型番 Voice 発売年 価格
Roland Jupiter 4 4 Voice 1978年
385,000円
Yamaha CS-50 4 Voice 1977年
385,000円
Korg Trident 8 Voice 1980年
560,000円

SYSTEM 100Mは、Synthesizerの『いろは』を勉強するには最適な機種だった。
おかげで、Synthesizerの長所や短所、音作りのコツなどを理解することができた。
ケーブルをブロック毎につなげないと音が出ないというものだったので、玄人受けする機種だったのかもしれない。
Rolandは、SYSTEM 100Mの後継機種『SYSTEM 500』を販売している。