三途川?
三途川の川辺を歩いている夢をよく見る。
この川は、現世とあの世を隔てる境目にあると言われている。
夢の中では、三途川の川辺を流れに沿って歩いている。
川霧か靄であまり視界は良くない。
川辺を歩いていると、川の向こう側から声が聞こえて来る。
気が付いたら川辺に沿って並んでいて、大きな声で呼んでいる。
気にしないで歩いていると、声が大きくなり、手を振る影が見えてくる。
よくよく見ると知っている方々で、既に亡くなっている方々である。
この世では良くないことが多かったので、この世に未練が無いと言えば無いかもしれない。
よく『生きることは良いこと半分、悪いこと半分』と言われるが、良いことが1割あるか無いかの人生だったとだと思う。
せめて良いことが3割ぐらいあれば、もう少し明るい人生だったと思う。
不遇な人生で悪いことが多いので、ぼちぼち呼んでくれているのかもしれない。
川の反対岸に渡ろうと1歩目を川に入れようとすると、後ろから声をかけられる。
後ろに振り替えると川は無くなっていて、そして、目を覚ます。
よく三途川を渡った方が良いと思うことが強いのは事実である。