Transition of My Effector
初めて買ったエフェクターは、Pearl『Chorus Ensemble CE-22』で高校のときだった。
1980年代前半は、キーボード対応のエフェクターが少なくPearlは対応していた。
Monophonic Synthesizerの音がCE-22を通すと、音に厚みが増して効果絶大だったことを覚えている。
2台目に『Analog Delay AD-33』、3台目に『Phaser PH-44』を購入する。
この3台を使っていくと、何故、大型筐体を採用したかが理解できる。
しかし、ネックだったのは高価で、学生には洒落にならない金額だった。
何故ならこの3台で、コンパクトが6~8台は買えたからである。
ライブハウスに3台を持ち込むと、視線が集まっていた。
高校の頃は大型筐体は少なく、コンパクトの2台分の大きさだったので存在感があったと思う。
ギター用エフェクターもPearlを好んで使っていた。
購入したのは『Flanger FG-01』『Compressor CO-04』『Overdrive OD-05』『Distortion DS-06』『Octave OC-07』『Graphic EQ GE-09』の6台で、先に買った3台と合わせて計9台を使っていた。
高校の頃、Pearlを使っていた友人はおらず、友人と違う音作りを楽しめた。
友人達は圧倒的にBOSS、そして、Guyatone、Maxon、YAMAHAを使っていた。
高校から専門学校、大学、社会人となっていくと、時代の流れと共に使うエフェクターは多種多様になっていく。
使ったメーカー(ブランド)は、BOSS、Electro-Harmonix、Jim Dunlop、KORG、Lexicon、Line 6、Maxon、MXR、Pro Co、Roger Mayer、Roland、Sobbat、T.C.Electronic、T-Rex、Vox、Zoomなどで、色々と楽しんだ。
特にメーカー(ブランド)に拘らず、好きな音が出るエフェクターを選んで鳴らしていた。
また、自作や改造などをして幅を広げて楽しんでいた。
最近は、自分好みの真空管アンプで鳴らしているので、エフェクターを使わないときがある。
アンプで、クリーンや歪む音を作り、内蔵リバーブのみで鳴らすからだ。
しかし、エフェクターを使わないということでは無く、5個以上使うときもある。
音作りに正解は無く『自分の好きな音』が、ある意味正解なのかもしれない。